7 月25 日土曜日。

前日も激しい夕立に見舞われた神楽坂は、当日も直前まで大雨の予報。
ハラハラドキドキの中、いよいよ、子どもたち1000 人によるギネス世界記録™挑戦の日を迎えました。

子どもたちが集合する前、PTA 関係者は学校の講堂に集まり、それぞれの担当業務を最終確認します。

この挑戦は、子どもたちだけで実現できるものではありません。先生方、主事の皆さん、PTA、地域の皆さん、近隣の企業の皆さん、多くの方々がそれぞれの立場で準備を重ね、この日を迎えました。

今年は記念の取り組みとして、オリジナルのペットボトルホルダーも製作しました。

肩から下げられる仕様で、暑い夏の水分補給にもぴったり。神楽坂を思わせる深い紫色が印象的な、今回だけの特別な記念グッズです。

集合時刻が近づくと、法被姿の子どもたちが続々と講堂へ。夏休みに入り久しぶりに友達と会えた子どもたちは、顔を見つけるたびに笑顔を見せ、講堂は一気ににぎやかな空気に包まれました。
今年は昨年度の卒業生も有志として参加。卒業してもなお神楽坂の子ども阿波おどりを支えたいという思いが、世代を超えたつながりを感じさせてくれます。

点呼を終えると、本番前最後のリハーサル。今年は音楽や振付が例年とは異なる部分もあり、一つひとつ丁寧に確認していきます。その成果もあって、リハーサルでは息もぴったり。子どもたちの表情からは、「みんなでやり遂げよう」という気持ちが伝わってきました。

いよいよ、本番会場の神楽坂へ向かいます。
沿道ではPTA の保護者や監視員を務める学生サポートの皆さんが、それぞれの持ち場につき、子どもたちが安心して挑戦できるよう見守ります。地域の皆さんも準備を整え、多くの観客が沿道を埋め尽くしました。
そして、その中には今回の挑戦を審査するギネス世界記録™の公式認定員の姿も。
会場に到着した子どもたちは、少し緊張した様子。それでも仲間と声を掛け合いながら、挑戦の瞬間を待ちます。

善國寺前に設けられたやぐらには、公式認定員の方、新宿区教育委員会委員長、かぐら連の連長、アナウンサー、実行委員⾧を務める桃田PTA会⾧がスタンバイ。教育委員会委員長から、ギネス世界記録™への挑戦が宣言されました。

18 時。桃田会⾧がマイクを握ります。

「構え」

その掛け声とともに、1000 人の子どもたちが一斉に構えます。

そして――

「始め」

ついにギネス世界記録™への挑戦が始まりました。
スピーカーから流れるのは、かぐら連の皆さんとなにがし連の皆さんがこの日のために演奏してくださった特別仕様のお囃子。
審査時間は6 分間。
子どもたちは一度も止まることなく踊り続けます。
先頭を務めるのは最高学年の6 年生。堂々とした踊りで全体を引っ張ります。続く1 年生から5 年生までの子どもたちも、それぞれが練習の成果を存分に発揮。そして最後尾では昨年度の卒業生がしっかりと全体を支えます。
お囃子を担当する子どもたちも元気いっぱいの演奏を披露し、かぐら連の踊り手の皆さんは子どもたちの間に入り、お手本となりながら踊りを支えてくださいました。


沿道では保護者や学生ボランティア、地域の皆さん、そして大勢の観客が温かい拍手と声援を送ります。


この6 分間は、決して子どもたちだけの挑戦ではありませんでした。
踊る子どもたち、それを支える保護者、地域の皆さん、企業、学生ボランティア、かぐら連の皆さん――。
神楽坂全体が一つになり、「子どもたちの挑戦」を後押しする時間だったように思います。

⾧いようで、あっという間だった6 分間が終了。
子どもたちの表情には、やり切った達成感と安堵の笑顔が浮かんでいました。
その後、子どもたちは神楽坂交差点を渡り、次の演舞会場へ。
ここからは各学校ごとの演舞です。
提灯を先頭に、子どもたちは最後まで元気いっぱいに踊り、お囃子の子どもたちも息の合った演奏を披露してくれました。
リハーサルから⾧時間踊り続けていたにもかかわらず、疲れた様子を見せず、一生懸命に踊る姿はとても頼もしく感じられました。

赤城神社の手前で演舞は終了。
大きなけがもなく、全員が無事に踊り切ることができ、保護者の皆さんもようやく安堵の表情を浮かべます。
ここから赤城神社へ移動し、いよいよギネス世界記録™認定の結果発表を待ちます。

もちろん世界記録は大きな目標でした。しかし、この挑戦で子どもたちが得たものは、記録だけではありません。
家族や学校、地域の皆さんに支えられながら、一つの目標に向かって力を合わせる経験。
その中で、自分たちは地域の中で育ち、多くの人に応援されていることを実感できた一日だったのではないでしょうか。

次回の記事では、いよいよギネス世界記録™認定の瞬間の様子をお届けします。

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